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ジョイマン どん底の時期に救われた次長課長・河本の一言

ジョイマン、誰が助けてくれたの?

 

■次長課長・河本「自分でそのネタに飽きたらあかんで」

高木:僕は本当にどん底で仕事がない時に、次長課長の河本さんに「自分でそのネタに飽きたらあかんで」って言われて。もちろんそんなつもりないんですけど、いろいろ自分のネタに限界を感じたり、新しいネタをやれないジレンマがあったんです。そのときに「俺はジョイマンのネタ好きだから飽きずにやっていこうや」って言ってもらえて、「ああそうだな」と。新ネタをやるのも大切なんですけど、それ以上に続けていくことって大切だなと。

 

ーー自分で自分のネタに飽きてしまう瞬間ってやっぱりあるんですね。

池谷:割と早目に飽きてました(笑)。2007年くらいから徐々にTVに出してもらったんですけど、その間すごいペースでラップネタをやるわけじゃないですか。そこからもう飽きるというか流れ作業です。

高木:僕も…えっ何回も同じネタやって辛そうなの、バレてました?その時に言ってくれればよかったのに。

池谷:そうやって泥沼にはまっていくと、最終的に途中からラップ入れずに”スカシ”を入れるとか、僕がラップするとか。なんかまたよくわからない迷路に入って。これ一発屋あるあるなんですけど。

高木:キテる証拠だよね。

ーーネタの方向性を見失う。このまま落っこちそうな危機感はなかったですか?

池谷:近い先輩に忠告はされていたんですけどね。でも当時はそういう先輩の言うことは耳に入ってこなくて、「いやそうかな?」という感じでした。僕らは大丈夫だと。僕らの前に、ムーディー勝山さんとか、藤崎マーケットさんがいたんですがけど「いや、ああはならないっしょ」って思ってましたね。

ーーなかなかの自信でしたね。

池谷:いや、これってみんな言うことなんですよ! 前年の一発屋に対して「ああならないから」って。で結局みんな同じレールを歩くんです。それは綺麗なレールですよ。でもそもそも僕らって本当は“0.8発”屋ぐらいだと思ってます。やっぱり、HGさんとか、ムーディー勝山さんとかすごいじゃないですか。紅白に出てたり。でも、そこからは自分で一発屋に入りにいった感じですね。

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よしもとクリエイティブ・エージェンシー

お笑い芸人

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。東京NSC8期生出身。2003年の4月に結成された。メンバーはボケ担当の高木 晋哉、ツッコミ担当の池谷 和志。ラップ調のコントを定番とする。


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